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厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の改定や、みずほフィナンシャルグループ、ANA(全日本空輸)など国内を代表する大手企業による具体的な副業解禁の発表を受け、「自分も在宅ワークを始めたい」と考える人が急増しています。
これから副業を始める初心者の方は、まず世の中の動きと企業の制度を正しく理解し、案件数が多く運営基盤がしっかりしている「クラウドワークス」などの大手サイトから、リスクを抑えて小さく始めてみるのがおすすめです。
こんにちは。家計サポート発信者の北原さやかです。
最近、ニュース番組やネット記事で「〇〇社が副業を解禁!」「政府が企業に副業推進を要請」といった具体的な話題を見かけることが本当に増えましたよね。
「会社のお給料だけでは将来が不安」「物価高の対策として、少しでも収入の柱を増やしたい」と焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。
私のもとにも、「ニュースを見て会社が副業OKになったけれど、情報が多すぎてどこから手をつければいいのか分からない」というご相談が毎日のように寄せられます。
いきなり大きく稼ごうとする必要はありません。
まずは世の中で起きている働き方の変化の「事実」を正しく知り、自分の生活スタイルに合ったサイトを見つけて、足元から整えていくことが大切です。
この記事では、大手企業が相次いで発表している副業解禁の具体的なニュース内容と、その背景にある労働市場の動向をプロの視点で徹底解説します。
その上で、私が実際に生活の中で確かめてきた「初心者でも比較的リスクを抑えて始めやすい在宅副業のおすすめサイト」を厳選してご紹介します。
【ニュースの核心】厚労省のガイドライン改定と大手企業の具体的な副業解禁事例
副業サイトを探す前に、まずは「今、日本の労働市場で何が起きているのか」というニュースの具体的な事実を知っておきましょう。
国の本気度と企業の動きを正確に把握することで、怪しい情報に振り回されない「知識の盾」を手に入れることができます。
厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の改定
大きな転機となったのは、厚生労働省が策定・改定を進めてきた「副業・兼業の促進に関するガイドライン」です。
2022年の大きな改定では、企業に対して「副業・兼業を認めているかどうか、またその条件について自社のホームページ等で公表することが望ましい」という強力なメッセージが打ち出されました。
単に「副業を推奨する」という段階から一歩踏み込み、「自社が副業に対してどういうスタンスなのかを世間に明示しなさい」と求めたのです。
これにより、多くの企業が「うちの会社は副業を禁止しています」と公言することの採用面でのデメリット(優秀な人材が集まらなくなるリスク)を重く受け止め、制度の見直しを迫られる状況になりました。
経団連が同時期に発表した調査でも、大企業の過半数がすでに副業を認めている、あるいは認める予定であるというデータが示されており、2026年現在、この流れは地方の中小企業にも確実に波及しています。
みずほフィナンシャルグループの事例:多様な働き方の推進
具体的な企業の動きとして注目を集めたのが、メガバンクの一角であるみずほフィナンシャルグループの発表です。
同社は、従来の銀行の堅いイメージを覆し、他社と雇用契約を結んで働く副業(兼業)や、個人事業主としての活動をいち早く容認しました。
さらに、週休3日制や週休4日制の導入など、社員が自らのキャリアやライフスタイルに合わせて柔軟に時間を使える制度を整備しています。
金融業界という、情報管理やコンプライアンスが最も厳しい業界の大手がこの決断を下したことは、日本の経済界全体に「もう副業を禁止する合理的な理由はない」という強烈なインパクトを与えました。
ANA(全日本空輸)の事例:雇用契約を伴う副業の解禁
航空業界大手のANAも、働き方改革を大きく前進させた企業の一つです。
新型コロナウイルスの影響による業績悪化という背景もありましたが、同社はパイロットや客室乗務員を含む全社員を対象に、個人事業主としての活動だけでなく、他社と雇用契約を結んで働く副業(パートやアルバイトなど)まで幅広く解禁しました。
単なるお小遣い稼ぎのレベルを超え、社員が外部の企業で本業とは全く異なるスキルを磨いたり、別のコミュニティで人脈を広げたりすることを会社として公式に後押しする姿勢を鮮明にしたのです。
ヤフー(LINEヤフー)のギグパートナー制度
IT業界では、ヤフー(現LINEヤフー)がいち早く「ギグパートナー(副業人材)」の公募を行い、大きな話題となりました。
これは自社の社員に副業を認めるだけでなく、「外部の優秀な人材を、副業という形で自社の業務に巻き込む」という逆転の発想です。
原則オンラインで、月に数時間から関われる柔軟な契約形態を提示し、全国から多様なスキルを持つ人材を集めることに成功しました。
これらのニュースが示す事実は、「企業に属していれば一生安泰」という時代が完全に終わり、国も企業も「個人の自律的なキャリア形成」を強く求めているということです。
企業が副業解禁に踏み切る本当の理由とは?(背景・経緯)
これまで「社員を自社に囲い込む」のが当たり前だった日本企業が、なぜ手のひらを返したように副業を勧めるのでしょうか。
その背景には、大きく分けて2つの切実な理由があります。
1. 終身雇用の維持が限界に達している
最大の理由は、「定年まで右肩上がりのお給料を保証することが難しくなった」という企業側の余裕のなさです。
グローバル競争の激化や技術革新のスピードが速まる中、かつてのような年功序列型の賃金制度を維持することは、企業にとって非常に重い負担となっています。
そのため、「会社が一生面倒を見ることは約束できないから、自分のキャリアや収入の柱は、社員自身でなんとか確保してほしい」というのが、企業の偽らざる本音と言えます。
2. 外部でのリスキリング(学び直し)とイノベーションの期待
もう一つの理由は、社員に外部の空気を吸ってもらい、そこで得た新しいスキルや視点を本業に還元してほしいというポジティブな狙いです。
ずっと同じ会社の同じ部署にいると、どうしても考え方が凝り固まってしまいます。
副業を通じて異なる業界の人と交流したり、新しいテクノロジーに触れたりする「リスキリング(学び直し)」の機会を得ることで、社員が自律的に成長し、結果として本業でのイノベーションにつながることを企業は期待しているのです。
筆者の考察:今回のニュースから読み解く、私たちが取るべき生活防衛策
これまで長年、多くの方の家計や副業の相談に乗ってきましたが、今回の「政府のガイドライン改定」と「大手企業の相次ぐ副業解禁」というニュースは、日本の労働市場における後戻りできない大きな転換点だと捉えています。
これは同業他社や中小企業へどう波及するか
みずほFGやANAといった業界のトップ企業が動いた意味は非常に大きいです。
大企業が副業を解禁し、柔軟な働き方を提示することで、優秀な人材はそうした「自由度の高い企業」に流れていきます。
人材獲得競争において不利になることを恐れた同業他社や中堅・中小企業も、今後は追随せざるを得ません。
つまり、「うちの会社は古い体質だから関係ない」と思っていても、数年のうちに皆さんの職場でも副業が当たり前のように語られる日が必ず来るということです。
生活者としての私たちが取るべき具体的なステップ
これらのニュースに対する世間の反応は、「自由に働けて嬉しい」という歓迎の声と、「結局、自分の身は自分で守れと国や会社に見捨てられたのか」という戸惑いの声に二分されています。
家計を預かる主婦の方や、日々の生活に奮闘する30〜40代の皆さんは、おそらく後者の不安を強く感じているはずです。
しかし、嘆いていても手元の生活資金は増えません。
国や企業が「1社に依存しない働き方」を推奨している以上、私たち生活者も、ムリのない範囲で少しずつ外の世界に触れ、自分の力で稼ぐ経験を積んでおくことが、これからの時代における最大の「生活防衛策」になると筆者は考えています。
とはいえ、「波に乗り遅れてはいけない!」と焦って、いきなり月に何十万円も稼ごうと意気込むのはおすすめしません。
焦って高額なスクールに入ったり、甘い言葉に騙されて詐欺案件に引っかかったりして、逆に大事な資金を失って疲弊してしまう方をたくさん見てきたからです。
まずは、後述するクラウドワークスやランサーズのような大手サイトで、データ入力やアンケートなど「今の自分が無理なくできること」から始めてみてください。
月に数千円でも「会社を介さずに自分の力で稼げた」という経験は、想像以上の自信になり、今後のキャリアの選択肢を確実に広げてくれます。
※画像はAIによるイメージ在宅で無理なく始められる副業の種類とは?
では、いざ副業を始めるとして、具体的にどんな仕事があるのでしょうか。
在宅ワークと一口に言っても、専門知識が不要な簡単なものから、プロフェッショナル向けの仕事まで多岐にわたります。ここでは初心者でも始めやすい代表的な在宅ワークをいくつかご紹介します。
- データ入力:用意された名刺情報や住所などを、指定のフォーマットにコツコツ打ち込む仕事です。専門スキルが不要なので初心者に人気ですが、単価は低めになりがちです。
- アンケートモニター:企業が提供するアンケートに答えたり、新商品のお試しをして感想を送る仕事です。スキマ時間にスマホひとつでできる手軽さが魅力です。
- Webライティング:Webメディアやブログの記事を執筆する仕事です。文章力や読者のニーズを読み取る力が身につけば、時給換算で数千円を目指すことも可能な、ステップアップに最適なお仕事です。
- スキル販売:イラスト作成や悩み相談など、自分の持っている「ちょっとした得意なこと」を商品として販売する働き方です。
まずは、自分の今のスキルや、どれくらい副業に時間を割けるかを考え、無理なくできそうなものから選んでみてくださいね。
【厳選】初心者でもリスクを抑えて始めやすい副業サイト4選
ここからは、実際に副業を始めるにあたって、ニュースで報じられているような大企業の仕事から、個人の小さな依頼まで幅広く見つけることができる、実績のある大手サイトを厳選してご紹介します。
今回は、情報過多になって迷わないよう、初心者がまず登録しておくべき総合型と主婦向けの4つに絞りました。
1. クラウドワークス(CrowdWorks)
日本最大級のクラウドソーシングサイトであり、在宅ワークを始めるなら「まずはここから様子を見るべき」と言える定番中の定番です。
2011年の設立以降成長を続け、現在では会員数が推計数百万人に達する巨大プラットフォームです。
データ入力や簡単なアンケートといった未経験者向けの仕事から、システム開発などのプロ向け案件まで、圧倒的な数の仕事が日々募集されています。
報酬の支払いを運営が一時的に預かる「仮払い制度」があるため、仕事をしたのに報酬が支払われないという未払いリスクを回避しやすい点が、初心者にとって大きな安心材料となっています。
2. ランサーズ(Lancers)
2008年からサービスを開始している、国内クラウドソーシングサイトの老舗であり、クラウドワークスと双璧をなす存在です。
こちらも圧倒的な案件数を誇り、大手企業からの直接の発注も多く見受けられます。
プロフィールを充実させ、クライアントからの評価が積み重なることで「認定ランサー」という称号が得られ、継続的な仕事のオファーが届きやすくなる仕組みがあります。
将来的にフリーランスとしての独立を視野に入れている方や、本業のスキルを活かして本格的に稼ぎたい方におすすめのサイトです。
3. シュフティ(shufti)
まとまった時間が取れない子育て中の主婦の方や、本業の合間の少しの時間だけ副業をしたい方に向いているのが、2007年に運営を開始したシュフティです。
データ入力や簡単な記事作成、シール貼りなどの内職系など、未経験でも取り組みやすい短時間の仕事が多く掲載されているのが特徴です。
一般的なクラウドソーシングの手数料が15〜20%程度のところ、シュフティはシステム手数料が一律10%と低めに設定されています。チリツモでコツコツ稼ぎたい方にとって、この手数料の差は長く続けるほど大きなメリットになります。
4. マクロミル
2000年の設立以来、スキマ時間のお小遣い稼ぎとして不動の人気を誇る、老舗のアンケートモニターサイトです。
Web上でポチポチ答えるだけの簡単なアンケートから、自宅に送られてきた新商品を試すホームユーステスト、オンラインでのグループインタビューなど様々な案件があります。
移動中の電車内や、ちょっとした待ち時間にスマホ一つでできるため、本格的な副業を始める前の「お小遣い稼ぎ感覚」で第一歩を踏み出すのに最適です。
※画像はAIによるイメージ安全な副業サイトの選び方と詐欺を避けるチェックポイント
大企業の副業解禁ニュースが飛び交い、世間の関心が高まる中、残念ながらそれを悪用する人間も増えています。
消費者庁も度々注意喚起を行っていますが、「誰でも簡単に1日5分で月30万円!」といった誇大広告で誘い込む詐欺まがいのサイトや案件は後を絶ちません。
副業において「絶対に安全」「100%稼げる」という魔法のような話は存在しません。リスクを最小限に抑えるために、以下のポイントは必ずご自身でチェックしてください。
- 運営企業の情報を確認する:サイトのフッター(一番下)などにある「会社概要」を確認しましょう。上場企業や設立年が古い(運営歴が長い)会社であれば比較的安心ですが、住所がバーチャルオフィスだったり、代表者名が不明瞭なサイトは避けるのが賢明です。
- SNSやネットで客観的な口コミを調べる:登録前に「サイト名 + 評判」「サイト名 + 怪しい」などで検索してみてください。極端に良い口コミばかりの場合(サクラの可能性)や、不満の声が異常に多い場合は要注意です。
- 「初期費用」を要求する案件は避ける:まともなクラウドソーシングサイトであれば、仕事を探す側が「登録料」や「教材費」「システム利用料」を前払いさせられることは通常ありません。「最初に3万円払えば、高単価の仕事を紹介する」といった話が出た時点で、勇気を持って引き返してください。
- 仕事内容と報酬が見合っているか:作業の簡単さと報酬の高さが明らかに釣り合っていないものは、最終的に高額な情報商材の購入へ誘導されたり、違法な仕事の片棒を担がされたりする危険性があります。
私のもとにも、「SNSで知り合った人に副業を紹介され、登録料として数万円を請求された」という痛ましいご相談が寄せられたことがあります。
自分の身を守れるのは、最終的には自分自身の冷静な判断力だけです。おいしい話には必ず裏があると考え、地に足のついた選択を心がけましょう。
まとめ
国によるガイドラインの改定や、みずほFG、ANAといった大手企業の相次ぐ副業解禁のニュースは、日本の働き方が根本から変わろうとしている事実を示しています。
企業が個人のキャリアを丸抱えできなくなった今、私たち生活者も、1つの会社のお給料だけに依存しない働き方を少しずつ模索していく時期に来ています。
- 厚労省のガイドライン改定により、企業は副業容認の姿勢を世間に示すことを求められている。
- みずほFGやANAなどの解禁事例は、同業他社や中小企業にも今後大きく波及していくと考えられる。
- 初心者は、運営基盤がしっかりしているクラウドワークスやランサーズなどの大手サイトから始めるのが無難。
- まとまった時間が取れない場合は、手数料が安めのシュフティや手軽なマクロミルがおすすめ。
- 詐欺案件に騙されないよう、「絶対に稼げる」「初期費用が必要」といった甘い言葉には乗らない。
焦る必要はありません。ご自身の生活パターンや持っているスキルに合わせて、まずは無料で登録し、世の中にどんな仕事が転がっているのか、中を覗いてみることからスタートしてみてくださいね。
よくある質問
Q. 在宅副業は未経験でも本当に収入を得られますか?
はい、未経験でも収入を得ることは可能です。ただし、特別なスキルが不要なデータ入力やアンケートモニターなどは単価が低いため、最初から数万円を稼ぐのは現実的ではありません。まずは月に数千円程度を目指し、徐々にスキルを身につけて単価の高い仕事(Webライティングなど)に挑戦していくのが王道です。
Q. ニュースで副業解禁と聞きますが、私の会社が禁止している場合はどうすればいいですか?
ニュースで大企業が解禁しているとはいえ、「事前申請が必要」「同業他社はNG」などの規定を設けている会社はまだまだ多いです。後々トラブルになって本業の立場を悪くしてしまっては本末転倒ですので、まずは必ずご自身の会社の就業規則を確認してください。どうしても禁止されている場合は、投資(NISAなど)による資産形成から始めるのも一つの手です。
Q. 副業で稼いだら確定申告は必要ですか?
会社員の場合、副業で得た「所得(売上から経費を差し引いた利益)」が年間20万円を超えると、ご自身で確定申告を行う必要があります。年間20万円以下であれば所得税の確定申告は原則不要ですが、お住まいの市区町村への住民税の申告は金額に関わらず必要になる場合があるため、お住まいの自治体のルールを必ず確認してください。

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