副業の第一歩として人気の自己アフィリエイト(セルフバック)ですが、安全に初期費用を稼ぐための鉄則は、「高額サポート詐欺を避ける」「会社の就業規則を守る」「税金(雑所得)のルールを把握する」の3つに尽きます。
副業を始めたいと思ったとき、最初に目につくのが「自己アフィリエイト」という言葉ではないでしょうか。
クレジットカードの発行や口座開設などを通じて、自分で報酬を得る仕組みです。
確かに初期費用を稼ぐ堅実な手段の一つですが、その「簡単さ」に漬け込んだ悪質なトラブルが後を絶ちません。
また、稼いだ後の手続きを知らずに後悔するケースも非常に多いのが現実です。
節約とプチ副業で家計を支えてきた私の経験から言えるのは、本当に安全・確実に稼ぐためには、ノウハウよりもまず「足元のルールとリスク」を知ることが何よりの近道だということです。
本記事では、消費者庁や厚生労働省、国税庁が発信している公的な事実・データに基づき、あなたが副業で失敗しないための「3つの鉄則」を詳しくお伝えしていきます。
消費者庁が警告!自己アフィリエイトを騙る「株式会社和」の高額サポート詐欺とは?
自己アフィリエイトは、自分自身で商品を購入したりサービスに申し込んだりすることで報酬を得る合法的な仕組みです。
多くの方が最初の副収入として実践していますが、この「初心者でも稼げる」という事実を悪用する事業者が存在します。
消費者庁は2025年(令和7年)6月26日、「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」を発表しました。
この発表によると、令和6年7月以降、SNSなどで表示される副業広告をきっかけに、深刻な消費者被害が急増しているとのことです。
消費者庁の調査では、「株式会社和(なごみ)」という事業者が、消費者の利益を不当に害するおそれのある行為を行っていたことが確認されました。
同社は消費者安全法第38条第1項に基づき、事業者名や手口が公表される事態となっています。
月50万稼げる?詐欺業者の巧妙な手口
具体的な手口としては、以下のような甘い言葉で勧誘が行われます。
- 「当社が案内する副業はアフィリエイトである。この副業をサポートする」
- 「アフィリエイトは、初心者でも簡単に稼ぐことができる」
- 「このプランなら、月50万が当たり前になる」
- 「儲けが出なければ返金保証がある」
これらを信じて数十万円の高額なサポートプランを契約したものの、実際には報酬が得られなかったという相談が相次ぎました。
全国の消費生活センターには、借金を背負わされてしまったという悲痛な声が多く寄せられています。
「断定的判断の提供(絶対に稼げると断言すること)」は法律で禁止されていますが、巧妙なセールストークで消費者の冷静な判断を奪うのが彼らの手口です。
【北原の視点】
私自身、副業を始めたばかりの頃に「初月で30万円稼げるマニュアル」という数万円の情報商材に惹かれ、危うく買いそうになった経験があります。
家計を少しでも楽にしたいという焦りがあると、非現実的なキャッチコピーでもつい信じたくなってしまう心理は痛いほど分かります。
しかし、自己アフィリエイトに高額なサポートは一切不要です。
各ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に無料で登録し、公式のガイドを読むだけで誰でも実践できます。
「安全に初期費用を稼ぎたい」と思って始めた副業で、借金を背負っては本末転倒です。
情報商材やサポートプランで「絶対に稼げる」とうたうものは、まず疑ってかかることが最大の防御策です。

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— 北原 さやか
副業を始める前に必須の確認!会社の「就業規則」と労働時間のルール
トラブルを避けて安全な副業ライフを送るために、もう一つ欠かせないのが「本業の会社のルール」を確認することです。
隠れてコソコソやるよりも、ルールに則って堂々と行う方が、精神的にも圧倒的に楽だからです。
厚生労働省は「働き方改革実行計画」に基づき、平成30年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定しました。
その後も改定を重ね、現在では企業に対して副業・兼業を認める方向への転換を強く促しています。
モデル就業規則は「禁止」から「届出制」へ
特筆すべきは、厚生労働省が示している「モデル就業規則」の大きな変化です。
かつては副業を原則禁止とする企業が多かったのですが、現在のモデル就業規則(第70条)では以下のように定められています。
労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
2 会社は、労働者からの前項の業務に従事する旨の届出に基づき、当該労働者が当該業務に従事することにより次の各号のいずれかに該当する場合には、これを禁止又は制限することができる。
①労務提供上の支障がある場合
②企業秘密が漏洩する場合
③会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④競業により、企業の利益を害する場合
つまり、原則としては「勤務時間外なら副業しても良い」というスタンスに変わっています。
会社への「届出制」が推奨されており、本業に支障をきたさない限りは個人の自由が尊重される流れです。
労働時間の通算と自己管理の重要性
もしあなたが、雇用される形での副業(アルバイトなど)を選ぶ場合は、「労働時間の通算」というルールに注意が必要です。
労働基準法第38条第1項では、本業の会社と副業の会社の労働時間を足して、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えるかどうかの管理が求められます。
これを超えると割増賃金の支払いなどが発生するため、企業側も労務管理に非常に神経を尖らせています。
自己アフィリエイトのような個人作業であれば、この「労働時間の通算」という法的な縛りは直接関係しません。
しかし、個人での作業だからこそ、健康管理や時間管理はすべて自分の自己責任となります。
【北原の視点】
私は過去に、本業の会社員をしながら夜中にブログやアフィリエイト作業を詰め込みすぎ、睡眠不足で本業の会議中に居眠りをしてしまった苦い失敗があります。
その時、「本業に支障をきたさない」というルールがいかに重要かを身をもって知りました。
また、総務部へ直接「うちの会社は副業規定どうなっていますか?」と聞きに行ったこともあります。
最初は緊張しましたが、「競業でなければ申請を出せば問題ないですよ」とあっさり言われ、肩の荷が下りたのを覚えています。
睡眠時間を削ってパソコンに張り付くような働き方は、絶対に長続きしません。
「ムリのない範囲」で時間を区切って行うことが、一番の成功の秘訣です。

稼いだら必ず直面する「税金」の話。自己アフィリエイトは「雑所得」
無事に自己アフィリエイトで初期費用を稼ぐことができたとして、次にやってくるのが「税金」の問題です。
ここをあやふやにしたまま放置すると、後から税務署の指摘を受けてペナルティ(延滞税や無申告加算税など)を払うことになりかねません。
国税庁の「No.1500 雑所得」の規定によれば、自己アフィリエイトを含む副業で得た収入は、原則として「雑所得」に分類されます。
雑所得とは、給与所得や事業所得など、他のどの所得区分にも当たらない所得を指します。
アフィリエイト報酬のほか、フリマアプリでの継続的な転売収入や、原稿料などもここに該当します。
雑所得の計算方法
副業による雑所得の金額は、次のように計算します。
総収入金額 - 必要経費 = 業務に係る雑所得
ここでいう「総収入金額」は、ASPから振り込まれた報酬の合計額です。
「必要経費」は、それを稼ぐために直接かかった費用(通信費の一部や勉強用の書籍代、サーバー代など)を指します。
自己アフィリエイトの場合、経費はそれほどかからないケースがほとんどです。
令和4年分から始まった新しい書類保存ルール
特に注意したいのが、令和4年分以後の所得税から適用されている新しい帳簿保存ルールです。
国税庁の発表によると、業務に係る雑所得について、前々年分の収入が300万円を超える場合は書類の保存が義務付けられました。
具体的には、請求書や領収書など、現金の収受に関する書類を保管しておく必要があります。
さらに前々年分の収入が1,000万円を超える場合は、確定申告書を提出する際に収支内訳書の添付が必要になります。
一方で、収入が300万円以下の方については、「現金主義の特例」が認められています。
注意事項:雑所得の赤字は相殺できない
また、非常に重要な税務上のルールとして、「雑所得の赤字は、他の所得と損益通算できない」という決まりがあります。
つまり、自己アフィリエイトのために高額なパソコンを買って雑所得が赤字になったとしても、本業の給料(給与所得)からその赤字を差し引いて税金を安くすることはできません。
事業所得であれば可能な節税手法ですが、雑所得では認められていないため注意が必要です。
【北原の視点】
「まだ数万円しか稼いでいないから関係ない」と思うのはとても危険です。
一般的な会社員の場合、給与以外の所得(収入から経費を引いた額)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。
私が初めて自己アフィリエイトで年間25万円ほど稼いだ年、いざ確定申告をしようとしたら、経費にするつもりだった書籍のレシートを捨ててしまっていて大慌てしました。
また、20万円以下で所得税の確定申告が不要な場合でも、お住まいの自治体への「住民税の申告」は原則として必要になります。
これを怠ると、後日役所から問い合わせが来ることもあります。
稼いだお金はエクセルや家計簿アプリにしっかり記録し、領収書は月ごとに封筒に入れて取っておく。
この当たり前の事務作業をコツコツできる人だけが、手元にお金を残せるのだと実感しています。
考察と今後の見通し:ルールを知ることが最強の「自衛」である
これまで、消費者庁、厚生労働省、国税庁の3つの公的機関の情報を基に、自己アフィリエイトを取り巻く事実をお伝えしてきました。
筆者個人の見解として、自己アフィリエイトという仕組みそのものは、家計の足元を豊かにする非常に有効な手段だと考えています。
特別なスキルがなくても、日々の生活で必要なサービス(クレジットカード、ネット証券、日用品など)をセルフバック経由にするだけで、確実に数千円〜数万円の還元を受けられます。
しかし、その手軽さゆえに、副業初心者を狙う悪質な業者のターゲットになりやすい構造的な問題があります。
「月50万が当たり前になる」といった非現実的なキャッチコピーに踊らされ、株式会社和のような事例で数十万円を失う被害が多発しています。
このことは、私たちが自ら情報リテラシーを高めなければならないという強い警告だと受け止めるべきです。
今後、インフレによる生活防衛意識の高まりや、企業側の働き方改革により、個人が複数の収入源を持つことはますます当たり前になっていくでしょう。
国も労働者の多様なキャリア形成を後押ししており、副業市場自体はさらに拡大していくと予想されます。
だからこそ、「誰でも簡単にノーリスクで大金が稼げる」という幻想は捨てなければなりません。
本当の意味での「安全・確実に稼ぐための鉄則」とは、以下の3点に尽きます。
1. うまい儲け話(高額サポートや情報商材)には絶対に乗らないこと
2. 本業の会社の就業規則を確認し、時間と健康を削らない範囲で行うこと
3. 稼いだお金の記録を付け、ルールに従って正しく税金を納めること
地に足をつけ、生活者目線でコツコツと取り組むこと。
派手さはありませんが、これこそが情報に振り回されて疲弊することなく、ムリなく副収入を増やしていくための唯一の正解だと私は確信しています。
まとめ
自己アフィリエイトは初期費用を稼ぐ副業として人気ですが、安全に行うためには公的なルールと実態を知ることが不可欠です。
消費者庁が摘発・警告するように、「簡単に月数十万稼げる」と謳う高額なサポート契約の詐欺には絶対に注意してください。
また、厚生労働省のガイドラインに沿って本業の就業規則を確認し、睡眠を削るような無理な時間管理は避けることが大切です。
さらに、国税庁の規定に従い、得た収入は「雑所得」として正しく計算・記録し、必要に応じて確定申告を行う義務があります。
足元を固めて、リスクを避けた堅実な行動を心がけましょう。
よくある質問
家族の口座や名義を使って自己アフィリエイトをしてもいいですか?
絶対にNGです。自己アフィリエイトは「登録者本人の名義」でサービスに申し込むことが大原則です。家族であっても、他人の名義を使った申し込みは各ASPの規約違反となり、アカウントの凍結や報酬の没収に繋がります。ご家族が実践したい場合は、ご家族自身の名義でASPに登録してもらう必要があります。
クレジットカードの発行案件で気をつけることはありますか?
短期間に何枚もクレジットカードを申し込むのは避けてください。報酬額が高いためつい連続して申し込みたくなりますが、信用情報機関に履歴が残り、いわゆる「申し込みブラック」状態になります。私自身、過去に1ヶ月で5枚申し込んでしまい、住宅ローンの事前審査でヒヤッとした経験があります。カード発行は月に1〜2枚程度に留め、本当に必要なカードを選ぶのが無難です。
開業届を出して「事業所得」にした方が税金はお得ですか?
自己アフィリエイトのみの単発的な収入であれば、税務署から「事業」として認められる可能性は低く、基本的には「雑所得」となります。事業所得として認められれば青色申告特別控除などのメリットがありますが、それなりの継続性と規模が必要です。まずは雑所得としてきちんと記帳・申告することから始めるのが現実的です。
この記事はプロモーションを含みます
お金をかけずに、情報だけ先に集める。
そういう選び方もありますよね。手元のお金を減らさずに試せるかどうかは、家計を預かる立場としては大事な判断基準です。ゼロアカは、AI活用や物販、資産運用などの講義を無料で公開しているオンラインスクール。公式サイトには、登録・視聴は無料で、有料の案内は希望した人にのみ行うと書かれています。まずは家計を動かさずに、中身を見るところから始めてみませんか。
- 登録・視聴は無料(公式サイト記載)
- 講義動画100本以上/視聴期限なし
- 有料サービスの案内は希望者のみ
※本コンテンツはプロモーションを含みます。記載内容は公式サイトの情報に基づくもので、変更される場合があります。無料で見られる範囲と有料になる範囲は、登録前に必ずご確認ください。収入や成果を保証するものではありません。
— 北原 さやか

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